私は子供の頃からずっとハードコンタクトレンズを使用してきました。日本に一時帰国する度に、 眼科に行ってコンタクトレンズの検査や買い替えを行ってきたのですが、そのコンタクトレンズを落として踏んづけて 割ってしまいました。エジプトでもソフトコンタクトレンズは手に入るのですが、このハードレンズというのは入手できないのです。
夏に日本に一時帰国するまで、ソフトコンタクトで代用するしかないな! と思いましたが、ふと、以前エジプト航空の機内誌でレーシック手術の広告を見たのを 思い出しました。また、昨年こちらでメガネを作るために眼科に行って視力検査をした時に、 医師から「どうしてレーシック手術を考えないの?」と極々普通にたずねられたのも思い 出しました。レーシックというのは、「レーザー角膜屈折矯正手術」のことで、近視や乱視を矯正 するための手術です。その手術をするとコンタクトレンズやメガネなしで、よく見えるようになるわけです。
日本にいた頃からこの手術のことは知っていましたが、かなり手術費用も高く、 まだ新しい手術だったので果たして年数が経った後どうなるかなど、そのリスクなどもはっきりしていなかったので、 将来的にできたらいいなあぐらいにしか思っていませんでした。それがまさかエジプトですることになるとは・・・。 エジプト航空の機内誌にあった広告は、日本語で「カリル眼科」と書いてあり、ドクター・カリルは九州大学で 学んだとのこと。また1,000ドル程度で手術が受けられると書いてありました。その眼科のURLをメモしておきました。
今では日本でも10万円台半ばでレーシック手術を受けられるところは増えてきたようですが、 私の中では30万円ぐらいかかるというイメージがあり、こんな安くて受けられるのかと驚きました。そして その広告を思い出し、ウェブサイトをチェック、日本の眼科治療のこともくわしそうだし、とりあえずコンタクトを 作りに行ってレーシックの相談をしてみようと、カリル眼科を訪ねてみました。クリニックには日本の音楽が流れ、 日本の雑誌が置かれていました。そして、カリル先生はなんと日本語を話せるではないですか。まあ日本の 大学で学んでいたのだから当たり前かもしれませんが。